“人生の困難に直面しとき私たちは、
もがき、苦しみ、うめく。
悲痛に打ちのめされて、身動きができなくなる。
なぜ、生まれてこなくてはならなかったのかと思うことさえあるかもしれない。
そこから抜け出すために、さまざまなことを試みる。
そんな時人は、無意識に言葉を探す。
わらをもつかむ思いで探すのは言葉なのである。”




ブログもそうなのかもしれない。
吐き出すこと。その思いを誰かが読んでくれること。
誰かの思いを読むこと。共感し、笑い、泣く。
新しい価値観をもたらすこともあるかもしれない。

私はまめに本を読む方ではないです。
サスペンス系の小説と、エッセイなどの簡単に読めるものを
ふらっと本屋に立ち寄った時にちょっと買う程度。

まーくんはめっちゃ本を読みます。
主に仕事関連の本。分厚いのを2冊ほどいつも持ち歩いています。

まーくんが死んでから、本をいただくことがあったり、
まーくんの本を読んでみたりしました。

別れの本だったり、気持ちが安らいだり、勧められた本を
ご紹介したいと思います。

これも歌の時と同様(死別の時に聞きたい。『心を癒すオススメの曲』
「いい本あるよ!」というのがあれば教えてください。
共有しましょう!誰かのために…


 悲しみの秘義

いただいた本です。
冒頭の文章もこの本からの抜粋です。

本書で引用されている人たちの多くが、愛するものとの別離を経験しており
25ほどの章に別れていて、どれも5ページほど。
心に刺さる言葉が溢れています。

押し付けがましく何かを言っているわけでも、教訓めいたことを言っているわけでもないです。
すっと心に入ってきて、涙がつたいます。



響いた言葉はたくさんあるのですが、その中から一つだけご紹介。


“逝った人を思うとき、人は悲しみを感じる。
だがそれはしばしば、単なる悲嘆では終わらない。
悲しみは別離に伴う現象ではなく、
亡き者の訪れを告げる出来事だと感じることはないだろうか。”


確かに、悲しみを感じる時はまーくんを思っている時。
悲しいことだけど、まーくんを近くに感じているということでもあるのかなと
少し悲しみに暖かいものを感じました。



暖かいお茶を飲みながら、
心落ち着いたゆっくりとした時間に読みたい一冊です。



 ブッダの言葉

まーくんの蔵書の中の一冊です。
まーくんに腹が立って実家に帰省している時に(『死んだ時 最悪の2人の関係②』
私が持ち帰っていました。

どんなに怒っても、諭しても響かないまーくん。
暖簾に腕押し、糠に釘とはこういうことか。と。
もう、何にも動じない悟りをひらきたい。
と友人に触れ回っていました。
そんな時に見つけた一冊。まさに悟りっぽい。
少しだけ心が軽くなる言葉もありました。


ここまで悟るつもりはなかったんですけどね。
死んでから読むと刺さる言葉がたくさんありました。


“死と向き合う”という章があるのですが、これは自分の死と向き合う感じなので
私的には“ハピネス(幸せ)を知る”章がいっぱい気づきがあったかなぁ。

ないものを嘆かず、あるものに感謝する。
なかなかできないですけどね。


 歳月

 詩集です。
コメントでオススメしていただきました。
旦那様が亡くなられたんですね。
ただただ、旦那さんへの愛を感じる詩集です。
なんだか見せつけられている様な気がします。笑
それくらい愛に溢れている。ギュッと胸が締め付けられます。
そして彼女も亡くなられたようです。

 見えない涙

詩集です。
コメントでオススメしていただきました。
まだ全部読みきれていませんが、一つ目から泣きます。
でも、なぜか心が静まるような、そんな静かな空気が流れている一冊。


 君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた

コメントでオススメしていただきました。
まだ読めていませんが、各タイトルだけで泣ける…

・限りない幸福
・かき集められた悲しみ
・暗闇の中で1人枕をぬらす夜
………etc.


 魂にふれる

魂にふれる 大震災と、生きている死者
若松 英輔
トランスビュー
2012-03-06
Amazon 楽天ブックス




コメントでオススメしていただきました。
まだ読めていませんが、魂にふれたい。
冒頭のところ、「今日は悲しい」と言ったという文章がある。
「今日も悲しい」ではなく「今日は悲しい」。
読み終えたら何か吹っ切れる様なものがある気がする。


 天国からの手紙

Amazon 楽天ブックス





大韓航空機事件で妻子を亡くされた方のお話です。
コメントでオススメしていただきました。
まだ読めていません。
いろんな意味でズッシリときそうです。(厚みもありますし)
一つの道として、武本さんが辿った道を見て(読んで)みようと思います。


まとめ

まだ読み切ってない本もあるのですが
読みきるのを待ってるといつになることやらなので
早めにご紹介したいと思い載っけてしまいました。
読み終わったら感想もちゃんと追記していきますね。


言葉に救われることって、たくさんあると思います。
歌にしても、本にしても。
でも、そんな歌や本に出会えるかというと、それも大変だと思う。
巡り会えたら運命かな。

今回紹介した本が誰かの心に残るといいな。
オススメがあったら、私にも教えてください。
自分で探すってなかなか難しいですよね…



↓同じシリーズで絵本をまとめてみました。
『こころを癒すオススメの本』絵本編
20180223_osusumeehon_midashi


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